ガラスの仮面 45 (花とゆめCOMICS)

ガラスの仮面 45 (花とゆめCOMICS)
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まだまだ続くよ、どこまでも。
確か読み始めた頃はまだ、僕も速水社長より若かったはず。「マヤちゃん、こんなオジンのどこに惹かれるわけよ？」と思っていたのもいつのことやら。うちの娘がもうすぐマヤちゃんの歳を追い越しそうです（爆）。さすがにこれだけ連載に年月を掛けるとみなさん、アマゾンのレビューでお怒りのようですね。わかります、わかります。そもそも45巻を読んで「さて、前回どんな話でこんな話になってるんだったか」と記憶、遡れません。ストーリーを忘れてしまいました。というか、44巻ちゃんと買ったんだったっけな？
でもやっぱ、ガラ仮はすごい。舞台での演技をファミレスや東京都庁の展望台でさせておいて、「芝居の中の人物も、南北朝時代という現代に生きる人間たちだぞ」と教える指導法、バツグンです。こりゃあ、演技も一皮むけますよ。某国営放送の大河ドラマには是非、美内先生を演技指導で付けてやってください。しかも後半の亜弓さんパート、とても良いですわー。理由は忘れたけど失明寸前になった亜弓さんが、それでも芝居の練習を続けるために空気の動きで周囲の様子を捉えるトレーニングを始めたり、それを知ったママさんが娘のためにイアリングを投げつけ「耳で距離を測るのよ」って、どこのジェダイの騎士ですか？！　こうした非常識な場面を描くことで「演劇」の本質をえぐり出す表現、「ガラスの仮面」でなければ出来ません。不覚にも涙が出ました。
で、待望の46巻ですが、なんと今月中に出るそうです。次で少しでも進んでくれると良いんですけど。